2023年度春季⼤会のご案内

アジア政経学会会員各位

アジア政経学会は、2023年に創立70周年を迎えます。
そこで2023年春季大会を学会創立70周年記念大会と位置づけ、下記の日程・会場にて開催いたします。共通論題、国際シンポジウムでも、アジア研究の来し方行く末を会員の皆さんと共に考える企画を準備しています。

2023年春季大会は、2023年6月10日(土)・11日(日)に東京大学駒場キャンパスにて、4年ぶりの対面方式で実施いたします。6月10日(土)は、午前中に自由論題3つのセッションを開催し、昼休みに理事会と評議会、午後には自由応募分科会と自由論題で3つのセッションを開催したあと、国際シンポジウム・樫山セミナーを開催します。夕方には、4年ぶりとなる会員総会、アジア政経学会優秀論文賞授賞式、懇親会が実施されます。6月11日(日)は、午前に自由応募分科会と自由論題で3つのセッションを開催し、午後には共通論題が行われます。
多くの会員の皆様の参加をお待ちしています。

研究企画委員会・春季大会実行委員一同
<アジア政経学会研究企画委員会>
・研究企画担当理事:阿南 友亮(東北大学)、中溝 和弥(京都大学)
・研究企画委員:浅野 豊美(早稲田大学)、佐藤 隆広(神戸大学)、増原 綾子(亜細亜大学)
<アジア政経学会70周年企画委員会>
・70周年企画担当理事:大庭 三枝(神奈川大学)、川島 真(東京大学)
<東京大学70周年春季大会実行委員会>
阿古 智子(副委員長)、川島 真(委員長)、木宮 正史、鈴木 早苗、園田 茂人、中西 徹、中村 元哉(副委員長)、松田 康博、丸川 知雄、湯川 拓

■大会参加申し込みフォーム
参加申し込みは以下からお願いいたします。
https://forms.gle/BeRw4KyRqQyx9kcj8

■大会に関する問い合わせ先
*お問合せは、下記の大会専用メールアドレス宛てにE-mailでお願いいたします。
大会実行委員会
〒153-8902 東京都目黒区駒場3-8-1 東京大学教養学部 中村 元哉研究室
E-mail: jaas-spring[@] npo-ochanomizu.org ([@]を@に置き換えてください)

実行委員会からのお知らせ

【2023年6月10日(土)・11日(日)に東京大学駒場キャンパス】
今回の大会は、東京大学の駒場キャンパスのKOMCEE EAST/WESTが会場となります。受付は、KOMCEE EASTの1階入り口のスペースになります
以下の諸点をお読みのうえ、ご不明の点等がございましたら、実行委員会までご連絡ください。

感染症対策
2023年5月8日(月)以降、新型コロナウイルス感染症の位置付けが、5類感染症に移行することが予定されておりますが、参加者各自がそれぞれ感染対策をおこなっていただければと存じます。

大会のペーパーレス化
従来通り、ペーパーレス化を進めるため、報告者のレジュメをまとめた大会要旨集は作成いたしません。報告要旨やフルペーパーは、学会の大会ウェブサイトをご参照ください。閲覧に必要なIDとパスワードは、会員宛てにメール配信もしくは郵送される大会案内をご確認ください。
なお、大会当日に無線LANを利用して、報告要旨やフルペーパーをご覧になる場合、次の項目にご注意ください。
また大会時の名札については、実行委員会がお渡しするケースに名刺をいれていただくことといたしますので、ご準備のほどよろしくお願いいたします。

会場での無線LAN使用について
東京大学ではeduroamサービスを提供しています。eduroamのアカウントをお持ちの方はeduroamを優先的にご利用ください。eduroamアカウントをお持ちでない方には、東京大学のU-Tokyo Guestをご利用いただけます。会場で携帯番号を登録すれば利用できます。詳細は、 https://www.u-tokyo.ac.jp/adm/dics/ja/wlan.htmlをご参照ください。

昼食、休憩所、キャンパス内全面禁煙について
学会会場は懇親会会場となる部屋以外は全面飲食禁止となっております。飲食に際してはご注意いただければと存じます。
大会期間中、土曜日は生協食堂などが営業しているものの、日曜日は一部カフェテリア以外営業していません(https://www.utcoop.or.jp/news/news-1285/)。大学周辺には土日ともに営業している飲食店、コンビニエンスストアがありますのでご活用ください。飲み物やお菓子の用意はありませんので、キャンパス内の自動販売機などをご利用ください。
また、本学はキャンパス内全面禁煙となっております(指定喫煙所がございます)。キャンパスの外周道路でも喫煙しないよう、ご理解のほどよろしくお願いいたします。

懇親会について
午後のセッションと国際シンポジウム終了後、KOMCEE WestのMMホールにて実施します。会員総会、アジア政経学会優秀論文賞授賞式に引き続き懇親会を開催します。懇親会費はおひとりあたり6,000円程度、優待・学生の方は3,000円程度となります(5類移行後に最終決定)。参加希望者は申し込みフォームにその旨をご記入ください(原則として当日のキャンセルはお控えいただきますようお願いいたします)。

報告者へのお願い
会場ではパソコン(ウィンドウズ)およびプロジェクターを利用できます。パワーポイントなどをご利用の際は、USBなどにデータを入れてご持参ください。マックを利用される方はご自身でパソコンとコネクターをご持参ください。
資料等を配布される場合は、必要部数をコピーのうえご持参願います。当日は会場でコピー機等の利用ができませんので、キャンパス周辺のコンビニ等をご利用ください。

託児室の設置
託児所の利用については、事前に実行委員会に届け出をいただくことで、料金の半額を補助します(ただし補助上限を7,000円とします)。料金支払いの領収書を大会受付にご持参ください。託児所への利用申込と支払については、各自で手続きをしてください。
なお、駒場キャンパス内保育園(https://komabakko.wixsite.com/komabakko)にも学会保育をすでに依頼してありますので、そちらの利用を希望される方はお申し出ください。
託児所利用の事前届および駒場キャンパス内保育園利用に際しては、jaas-spring[@] npo-ochanomizu.org([@]を@に置き換えてください)に、5月19日(金)までにお問い合わせ、ご連絡ください。その際にはメイルの件名を「託児所利用の事前届」、あるいは「駒場キャンパス内保育園利用希望」などとしてください。

【会場へのアクセス】
東京大学 駒場Ⅰキャンパス KOMCEE EAST/WEST
https://komabakko.wixsite.com/komabakko
https://www.u-tokyo.ac.jp/ja/about/campus-guide/map02_01.html#
最寄り駅:京王井の頭線(徒歩1分)
交通アクセス:https://www.u-tokyo.ac.jp/ja/about/campus-guide/map02_02.html

【大会参加申し込みフォーム】
申し込みの締め切りは6月2日(金)です。会員の方は、司会・報告者・討論者など登壇者の方々も含めて、参加申し込みフォームをお送りください。
https://forms.gle/BeRw4KyRqQyx9kcj8

本学会は基本的に一般公開されていますので、非会員の方も参加できます。参加をご希望の方は、6月2日(金)までにメールでご連絡ください。メールのタイトルを「大会参加希望(非会員)」としたうえで、「お名前」「ご所属」「ご連絡先E-mail」「ご参加になりたいセッションを明記し、大会専用メールアドレス:jaas-spring[@] npo-ochanomizu.org([@]を@に置き換えてください)までお申し込みください。受領しましたら受領メイルを6月3日(土)までに出しますので、当日そのデジタルデータ、または印刷したものをお持ちください。

2023年度春季大会プログラム

6月10日(土)
10:00-12:00:自由論題(1-3)
12:00-13:20:昼食、理事会、評議会
13:30-15:30:自由論題(4-5)+自由応募分科会(1)
15:45-18:15:国際シンポジウム
18:30-会員総会、アジア政経学会優秀論文賞授賞式 +懇親会

6月11日(日)
10:00-12:00:自由論題(6-7)+自由応募分科会(2)
12:00-13:00:昼食
13:00-16:00:共通論題「日本のアジア研究の遺産と展望」


参加アンケートの各分科会アンケートをもとに部屋を割り振りました。
締め切りを過ぎても参加申請が続いているため、人数の多寡と見合わない可能性もありますが、その場合はご寛恕ください。

6月10日
自由論題1: K212(KOMCEE East )
自由論題2: K213(KOMCEE East )
自由論題3: K214(KOMCEE East )

理事会:K303(KOMCEE West)
評議会:K302(KOMCEE West)
昼 食:MMホール(KOMCEE West)

自由応募分科会1: K212(KOMCEE East )
自由論題4: K213(KOMCEE East )
自由論題5: K214(KOMCEE East )

国際シンポジウム・樫山セミナー:レクチャーホール(KOMCEE West)

総会、懇親会:MMホール(KOMCEE West)

6月11日
自由応募分科会2: K212(KOMCEE East )
自由論題6: K213(KOMCEE East )
自由論題7: K214(KOMCEE East )

昼  食:MMホール(KOMCEE West)

共通論題:K011(KOMCEE East )


6月10日(土)
10:00-12:00 自由論題

自由論題1.中国経済

司会:藤井 大輔(大阪経済大学)
発表者1:阮 玉玲(復旦大学)
「オープンイノベーションが企業の技術多角化に及ぼす空間的な波及効果―深圳市のデータによる検証―」 要旨

発表者2:宮島 良明 (北海学園大学)
「中国の対ASEAN貿易の新局面:2015年以降、とくに米中貿易摩擦の影響を中心に」要旨

発表者3:谷村 真(国際協力銀行)
「最近の中国の国際収支動向-国際収支発展段階説の視座から」 要旨

討論者:星野 真(駒沢大学)、木村 公一朗(アジア経済研究所)

自由論題2.中国政治

司会:唐 亮(早稲田大学)

発表者1:王 冰(北海道大学)
「デジタル時代における中国共産党のガバナンス革新と『政務ニューメディア』の開設」 要旨

発表者2:呉 茂松 (慶應義塾大学)
「20世紀中国政治空間と知識人―市民の主体性発見の系譜を探って―」 要旨

発表者3:袁 晨旭(東京外国語大学大学院)
「中国ファン文化におけるナショナリズム:SNSでの攻防」 要旨

討論者:江藤 名保子(学習院大学)、諏訪 一幸(静岡県立大学)、唐 亮(早稲田大学)

自由論題3.宗教アイデンティティをめぐる政治と社会

司会:竹中 千春(立教大学)

発表者1:油井 美春 (関西学院大学)
「モーディー政権下におけるヒンドゥトヴァ政治の変容」 要旨

発表者2:エリサ ウルファー (拓殖大学大学院)
「日本人とインドネシア人の国際結婚―アイデンティティ交渉と宗教的実践を中心に―」 要旨

討論者:湊 一樹(アジア経済研究所)、田村 慶子(北九州市立大学)

12:00-13:20 昼食、理事会、評議会

13:30-15:30:自由論題(4-5)+自由応募分科会(1)

自由応募分科会1.「中国金融発展の軌跡と課題」

司会:小原 篤次(長崎県立大学)

発表者1:門 闖(大阪産業大学)
「中国における中小金融機関の設立・撤廃とマスライン」 要旨 

発表者2:王 東明(大阪公立大学)
「中国株式市場の形成過程―『三つの場』と『四つの力』を中心に―」 要旨 

発表者3:岡嵜 久実子(キヤノングローバル戦略研究所)
「中国の商業銀行の変遷」 要旨

討論者:伊藤 博(東洋文庫)、神宮 健(野村総合研究所)

自由論題4.開発と福祉

司会:増原 綾子(亜細亜大学)

発表者1:米倉 等(東北大学)
「伝統的な母系社会が直面した開発問題-スマトラのコタパンジャン・プロジェクトの事例研究」

発表者2:石 暁宇(横浜国立大学)
「国の開発の過程において開発計画はどのように利用されているのか?」

発表者3:成 虹波 (立命館大学大学院)
「長期介護保険給付モデルの研究:北京、上海、広州、成都の事例研究」

討論者:西川 慧(石巻専修大学)、岡部 恭宜(東北大学)、澤田 ゆかり(東京外国語大学)

自由論題5.中国外交

司会:大澤 武司(福岡大学)

発表者1:徐 偉信 (東京大学大学院)
「中華人民共和国成立初期の『自己宣伝』-アジア太平洋地域平和会議をめぐる宣伝工作」 要旨

発表者2:景 旻 (東京大学大学院)
「中華人民共和国成立初期における地方対外交流:留学生、実習生、訪問団を例として」 要旨

発表者3:横山 雄大 (東京大学大学院)
「1950年代前半における日中民間漁業協定の政治過程―日本国内政治の動向に注目して―」 要旨

討論者:大澤 武司(福岡大学)、杉浦 康之(防衛研究所)、松本 はる香(アジア経済研究所)

15:45-18:15 国際シンポジウム・樫山セミナー「アジア地域における政治経済秩序の新ダイナミズム-学術的アプローチのパラダイムシフト」

国際シンポジウム・樫山セミナーちらし

Concept note and Bios

Opening Remarks: KAMEOKA Eriko (Chairperson, Kashiyama Scholarship Foundation)
Introduction and Chair: SATO Hajime (Nanzan University) and GOTO Kenta (Kansai University)

Panelist 1: Shiro Armstrong (Crawford School of Public Policy, Australian National University)
“Getting the economics right in Asia’s economic security” Abstract

Panelist 2: Dae-Oup Chang (Global Korean Studies, Sogang University)
“Asian Labour in the Age of Decaying Neoliberalism – Implications for Asia’s Political Economy of Development” Abstract

Panelist 3: Pavida Pananond (Thammasat Business School, Thammasat University)
“In Search of a New Equilibrium? – Asia and Global Value Chains” Abstract

Discussant 1: KAJITANI Kai (Kobe University)
Discussant 2: YOSHIMATSU Hidetaka (Ritsumeikan Asia Pacific University)
※本セッションには、英日同時通訳がつきます。

18:30-会員総会、アジア政経学会優秀論文賞授賞式 +懇親会

6月11日(日)
10:00-12:00:自由論題(6-7)+自由応募分科会(2)

自由応募分科会2.「人民公社時期における中国農村女性と生活」

司会:堀口 正(大阪公立大学)

発表者1:李 晶(華東師範大学)

「人民公社時期の財政構造とその経営管理モデル」 要旨

発表者2:李 亜姣(日本学術振興会)
「農村女性、土地公有制及び人民公社」 要旨

発表者3:姚 毅(大阪公立大学)
「社会主義中国における農村医療モデルの構想と実践―はだしの医者を例に」 要旨 

討論者:南 裕子(一橋大学)、大橋 史恵(お茶の水女子大学)

自由論題6.経済と安全保障

司会:浅野 亮(同志社大学)

発表者1:朴 根好 (静岡大学)
「韓国の輸出指向工業化と米国国家安全保障戦略―『韓米輸出振興協議会』の役割を中心に―」 要旨

発表者2:岡本 至 (文京学院大学)
「『台湾有事』を踏まえた日本の経済安全保障政策:目的―手段の階層と優先順位」 要旨

発表者3:謝 志海 (共愛学園前橋国際大学)
「中国のエネルギー外交 ~対中東石油外交を中心に~」 要旨

討論者:宮本 悟(聖学院大学)、浅野 亮(同志社大学)、鈴木 一人(東京大学)

自由論題7.開発援助と外交

司会:奥田 英信 (帝京大学)

発表者1:谷口 美代子 (宮崎公立大学)
「ポスト冷戦期における日本の『平和外交』の展開―対フィリピンODAを事例として―」 要旨

発表者2:鄭 傚民 (京都大学)
「援助供与国韓国の複合的性格の形成―新興国から先進国へ―」 要旨

発表者3:大門 毅 (早稲田大学)
「日中の援助競争と協力の可能性―対アジア・アフリカ援助の横断的分析」 要旨

討論者:下村 恭民(法政大学)、近藤 久洋(埼玉大学)

12:00-13:00:昼食

13:00-16:00:共通論題「日本のアジア研究の遺産と展望」

司会:丸川 知雄(東京大学)、園田 茂人(東京大学)

発表者1:髙橋 伸夫(慶應義塾大学)
「中国の国家-社会関係における『あいまいな領域』:その歴史的回顧と現代的射程」

発表者2:川上 桃子(ジェトロ・アジア経済研究所)
「『産業』を研究する:日本のアジア経済研究の遺産と課題」

発表者3:後藤 健太(関西大学)
「グローバリゼーション下における戦後アジアの経済発展と日本の東南アジア経済研究」

発表者4:絵所 秀紀(法政大学)
「戦後の現代インド経済研究の歴史を振り返って」 

討論者:武藤 秀太郎(新潟大学)、丸川 知雄(東京大学)、園田 茂人(東京大学)

発表者4:絵所 秀紀(法政大学)
「戦後の現代インド経済研究の歴史を振り返って」

討論者:武藤 秀太郎(新潟大学)、丸川 知雄(東京大学)、園田 茂人(東京大学)