「アジアの鉄道―発展・現在・展望―」(共催 鉄道史学会)

アジア政経学会では、鉄道史学会との共催で特別公開セミナー「アジアの鉄道―発展・現在・展望―」を開催します。参加をご希望の方は、5月30日(金)までにjaas-spring[@]npo-ochanomizu.orgまでメールでその旨お知らせください([@]を@にかえて送信してください)。メールの件名は「特別公開セミナー参加希望」とし、「お名前」「連絡先Emailアドレス」(差し支えなければ「ご所属」なども)をそえてお申し込みください。

日時:6月8日(日)、13:00-15:00
場所:慶應義塾大学三田キャンパス 西校舎517教室

企画:清水一史(九州大学)
司会:倉田徹(立教大学)
報告1:柿崎一郎(横浜市立大学)「タイの鉄道」
報告2:吉岡桂子(朝日新聞)「中国の鉄道」
報告3:山田敦(名古屋市立大学)「台湾の鉄道」
予定討論:高嶋修一(青山学院大学)、林采成(立教大学)、深沢淳一(読売新聞)

本セッションでは、これまで本学会で扱ってこなかったテーマとして、アジアの鉄道を扱う。アジアを、鉄道から見てみることが主眼である。鉄道は各国を担う重要な交通インフラである。さらには各国を結ぶ重要な交通インフラである。その意義は現在においても重要であり、環境負荷の少なさとSDGsの観点から、今後、更に重要となる可能性が高い。
今回のセッションでは、アジアの鉄道のうち、東南アジア(ASEAN)、中国、台湾の3つの鉄道のこれまでの発展・現在の状況・今後の展望について考察する。東南アジアの鉄道では、タイの鉄道を考察する。タイの鉄道は東南アジアで最大規模に発展し、現在では都市鉄道も発達している。中国では鉄道の発展は著しく、高速鉄道網も完備されてきている。雲南省からラオスへの鉄道も開通した。台湾の鉄道も発展してきている。高速鉄道も開通しており、都市鉄道も充実している。アジアの鉄道を考察することは、日本の鉄道を考えることにもつながるであろう。日本の鉄道も、最近の状況から再評価と利用の拡大が必要と考える。
コメントにおいては、まず高嶋氏が日本の鉄道の経験を踏まえてコメントを行う。次に林氏が韓国の鉄道の経験を踏まえてコメントを行う。最後に深澤氏が旧泰緬鉄道の再利用の可能性等についてコメントを行う。
本セッションは、昨秋のアジア政経学会秋季大会に続く特別公開セミナーで、広く市民に公開する。アジア研究の面白さを、研究者だけではなく多くの方に伝える機会としたい。そこから今後のアジア研究者が出てくる可能性もあるだろう。(文責:清水一史)

Call for Papers Extension : JAAS 2023 Spring CONVENTION

アジア政経学会会員の皆様

アジア政経学会は、2023年に創立70周年を迎えます。
そこで2023年春季大会を学会創立70周年記念大会と位置づけ、下記の日程・会場にて開催いたします。共通論題、国際シンポジウムでも、アジア研究の来し方行く末を会員の皆さんと共に考える企画を準備しています。
今のところ、4年ぶりの対面での春季大会開催を予定しています(ただし、新型コロナウイルス感染症の状況によってはオンライン開催とする場合もあります)。

日程: 2023年6月10日(土)・11日(日)
会場: 東京大学 駒場キャンパス

現在募集中の自由論題・自由応募分科会にもぜひ積極的にご応募ください。
多くの会員の皆様の参加をお待ちしています。詳細はこちら

アジア政経学会
理事長 佐藤百合
研究企画委員会 阿南友亮、中溝和弥、浅野豊美、佐藤隆広、増原綾子
70周年企画 大庭三枝、川島真
大会実行委員会 阿古智子(副委員長)、川島真(委員長)、木宮正史、鈴木早苗、園田茂人、中西徹、中村元哉、松田康博、丸川知雄、湯川拓

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