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著書名:中国農民工の調査研究―上海市・珠江デルタにおける農民工の就業・賃金・暮らし 著者:厳善平(桃山学院大学経済学部) 発行年月:2010年12月 出版社名:晃洋書房 近年の中国で、労働争議が多発し大幅な賃上げも繰り返されている。著者は自ら上海市と珠江デルタで行った就業調査のミクロデータを駆使し、「世界の工場」を支える農民工の就業、賃金と暮らしの実態を描き、労働市場の構造変化を実証的に分析する。 |
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著書名:アジアの産業発展と技術者 著者:佐藤幸人(アジア経済研究所) 発行年月:2010年11月 出版社名:アジア経済研究所 経済発展の根幹は技術発展であり、技術発展の主たる担い手は技術者である。本書は技術者に焦点を当てて経済発展のメカニズムを論じた、新しいアジア経済論の試みである。 |
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著書名:盗賊のインド史 帝国・国家・無法者(アウトロー) 著者:竹中千春(立教大学法学部) 発行年月:2010年10月 出版社名:有限会社 有志社 アフガニスタンやソマリアなど、グローバリゼーション下の現代世界では、「周縁化された人々」が武装し戦い続けている。彼らはいったい何者なのか? インドで「盗賊の女王」から1996年に国会議員となり、のちに暗殺されたプーラン・デーヴィーをはじめ、インド近現代史のなかで繰り広げられた盗賊、武装した農民、山の人々、遊牧民と近代国家の相克を描き、無法者(アウトロー)の世界に一歩足を踏み入れて、暴力の背後にある真の問題を見つけ出す。 |
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著書名:ジェンダーの国際政治 著者:田村慶子(北九州市立大学) 発行年月:2010年8月 出版社名:有斐閣 国際政治学会学会誌『国際政治』初めてのジェンダー特集号。ジェンダー研究と国際政治学の交差を模索する理論研究(竹中千春執筆)から、事例研究として女性移住労働者、紛争地の女性、女性政治家、共産圏における女性(小嶋華津子執筆)、女性の政治的エンパワーメントを取り上げた研究と、いずれも分析枠組みとしてのジェンダーの重要性を喚起している論文ばかりを所収している。田村慶子は編集責任者(編者)を務め、序章「ジェンダーの国際政治」を執筆した。 |
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著書名:教育は不平等を克服できるか 著者:園田茂人・新保敦子 発行年月:2010年06月 出版社名:岩波書店 改革開放以後,学歴間格差が拡がっている.海外留学ブームで欧米型の学問や外資系企業への人気が高まり頭脳流出現象が顕在化する一方で,農村や少数民族地域での初等教育の立ち遅れに対する対策が急務となっている.科挙制度から中華民国期の教育普及政策,文革の混乱などを通して,教育と不平等の歴史的相関関係を読み解く。 |
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著書名:携帯電話産業の進化プロセス―日本はなぜ孤立したのか 著者:丸川知雄(東京大学)・安本雅典(横浜国立大学)編 発行年月:2010年6月 出版社名:有斐閣 携帯電話の世界で日本は、第3世代のスタート、カメラ付きケータイ、カラー液晶、i-modeなど世界の先端を走ってきたはずだった。ところがふと後を振り返ってみると、誰もあとをついてきていなかった。いつしか日本の携帯電話産業は「ガラパゴス」と揶揄されるに至った。携帯電話産業の進歩は、「先進−後進」という枠組で捉えることができないことが明らかとなり、むしろ各国の文化や所得水準に対応した多様な進化の経路が見られることがわかった。本書は、携帯電話産業が対照的な進化を遂げている日本と中国を中心にして、グローバルな携帯電話産業の進化の様相をとらえようとしたものである。 |
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著書名:東南アジアのオートバイ産業―日系企業による途上国産業の形成 著者:三嶋恒平(熊本学園大学) 発行年月:2010年5月 出版社名:ミネルヴァ書房 本書は東南アジア、特にタイとベトナムにおけるオートバイ産業の形成と発展のありようを考察したものである。あわせて本書は相対的後進性仮説と製品・工程ライフサイクル説を視角としながら、企業行動とそれによるイノベーションに焦点を当て、実証的な考察を深めた。こうして本書はグローバル化時代の途上国産業の新たな発展モデルを示すとともに、成長著しい新興国市場に挑む日本企業の組織的な進化を明らかにした。 |
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著書名:中国 基層からのガバナンス 編著:菱田雅晴(法政大学) 発行年月:2010年3月 出版社名:法政大学出版局 千差万別にして個別性に富むグラスルーツ中国で起きつつある変化とは何か?基層政治社会こそがあらゆる中国の変革の“孵化器”であることから、果たしてその基層部分での変化が持つ中国ガバナンスへの全体インパクトとは?逆に、党=国家側はこれに如何なる対応を図ろうとしているのか……が本書の最大の関心テーマである。政治学、社会学等をディシプリンとするさまざまな研究者が国家社会関係フレームワークに依拠しつつ、これに挑んだ成果が本書である。 |
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著書名:韓国の工業化と半導体産業―世界市場におけるサムスン電子の発展― 著者:吉岡英美(熊本大学法学部) 発行年月:2010年3月30日 出版社名:有斐閣 韓国の半導体産業はいかにして米・日の強力な競争相手となりえたのか。世界のDRAM市場を先導するサムスン電子の事例分析を通じて、「グローバル化」のなかでの韓国の産業発展のメカニズムを明らかにする。 |
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著書名:近代日本の植民地統治における国籍と戸籍−満洲、朝鮮、台湾− 著者:遠藤正敬(早稲田大学台湾研究所) 発行年月:2010年3月25日 出版社名:明石書店 近代日本の国籍法は血統と家の秩序が支柱となり、「日本人」という身分が国籍を公証する戸籍によって操作自在となるという機会主義がみられた。朝鮮、台湾、満洲国においては植民地人を対外的には国籍によって画一的に統轄しながらも、対内的には戸籍によって血統的・民族的に峻別する統治政策が維持された。ことに満洲国の国籍と民籍をめぐる政策過程においては、日本人の民族的純血への考慮から、結局は日本戸籍による法秩序が優先されることで満洲国の独立性も破綻せざるを得なかった。 |
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著書名:中国と博覧会―中国2010年上海万国博覧会に至る道― 著者:柴田哲雄(愛知学院大学教養部歴史学教室・准教授)、やまだあつし(名古屋市立大学大学院人間文化研究科・教授) 発行年月:2010年3月 出版社名:成文堂 小著は科研の共同研究成果の一部であり、上海万博の開幕を機に上梓された。第一部では清朝末期の南洋勧業会から上海万博に至るまでの、各時期の中国中央・地方政府により実施された博覧会について論じた。第二部では日本の植民地・占領支配下での博覧会と中国・台湾の関わりについて考察した。 |
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著書名:中国政治外交の転換点 ―改革開放と「独立自主の対外政策」 著者:益尾知佐子(九州大学大学院 比較社会文化研究院 准教授) 発行年月:2010年3月 出版社名:東京大学出版会 毛沢東時代に閉鎖体制をとっていた中国は、ケ小平のリーダーシップの下、世界秩序への積極的な参入を図った。この対外政策の転換は一体どのように実現したのか。またそれは改革開放という国内政治の展開とどう関連していたのか。中国の新指導部は、中越戦争後、毛沢東時代のイデオロギー的な対外政策を見直し、主権国家間の関係を基軸として対外関係の再構築を図っていた。ケ小平の権威を守るため、長い間秘匿されてきた一連の過程がようやく解き明かされる。 |
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著書名:ポスト民主化期の台湾政治―陳水扁政権の8年― 著者:若林正丈(東京大学大学院総合文化研究科。なお、2010年4月から早稲田大学) 発行年月:2010年1月 出版社名:アジア経済研究所 2000年、歓喜に包まれて生まれた陳水扁政権は、何故、2008年、失望にまみれて退場することになったのか。台湾と東アジアにとって、この8年間は何だったのか。民主化を達成した後の台湾政治を多面的に分析した。 |
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著書名:新興国の流通革命─タイのモザイク状消費市場と多様化する流通─ 著者:遠藤 元(大東文化大学) 発行年月:2010年1月 出版社名:日本評論社 流通新業態の台頭が顕著なタイを事例に、徹底した実証分析に基づき、先行研究が主張する「通説」を批判的に検討した。その結果、さまざまな所得階層が織りなすモザイク状の消費市場を特徴とするタイでは、伝統的流通機構が依然として重要な役割を果たしており、「流通革命」は依然として部分的な現象にすぎないことを見出した。 |