アジア政経学会2006年度東日本大会開催にあたって

東海大学アジア政経学会東日本大会
実行委員長 高橋祐三

 本学会ホームページですでにご案内申し上げましたように、今年度はアジア政経学会東日本大会を東海大学で開催することになりました。学会員として大会の開催に携わることができるのは身に余る光栄でありますが、大きな責任も感じております。
 さて、アメリカの「テロとの戦い」以後、アジアでもイスラーム勢力の活動が指摘されています。今後、アジアが地域的な結びつきを強める中で、東南アジアの宗教社会勢力の位相を、再確認する必要があるかと思われます。また近年、中国やインドなどアジアの大国が本格的な世界的台頭を見せているばかりでなく、東アジア共同体や上海協力機構など、アジア大陸全体を包含する地域再編の動きも目立っております。そこで、今年度は共通論題に「東南アジアにおけるイスラームの新展開」と「アジアにおける地域的枠組みの形成」の2つを設けました。
 自由論題でも様々な論題と秀逸な報告が寄せられています。目覚しい経済発展に伴う中国社会に対する政治的拘束力の低下や、経済活動における規制の緩和。1997年の経済危機から復興を見せている東南アジア諸国の経済システムの変化や南アジアの社会問題。さらには日米間で揺れ動く日本の安全保障の問題など、今のアジアを考える上で示唆に富む報告が出揃いました。
 これらアジアの動向の最先端について議論する機会をご提供できるよう準備をしてきたつもりです。会員の皆様におかれましては各分野でご活躍され、ご多忙のこととは存じますが、万障お繰りあわせの上ご参加いただければ幸甚でございます。宜しくお願い申し上げます。
 なお、この度の東日本大会開催に関する郵送による通知が、諸般の事情により遅れてしまいました。大会実行委員長として学会員の皆様にお詫びを申し上げます。

■東海大学アジア政経学会2006年度東日本大会実行委員会
   臼田雅之(文学部)
   内藤耕 (文学部)
   野口和彦(教養学部)
   貴家勝宏(教養学部)
   高橋祐三(教養学部・実行委員長)
  
連絡先: 東海大学教養学部国際学科
(〒259-1292 神奈川県平塚市北金目1117)
アジア政経学会東日本大会実行委員会
高橋祐三 (gaoqiao@keyaki.cc.u-tokai.ac.jp
大会専用アドレス jaas-east@npo-ochanomizu.org
TEL:0463-50-2407
 


 
アジア政経学会2006年度東日本大会プログラム
日  程:2006年5月27日(土)
会  場:東海大学湘南キャンパス 8、10、14号館
     (http://www.u-tokai.ac.jp/life/shokai/sho.htmlの地図をクリックして拡大すると、駅からの順路と各号館の配置図が拡大表示されます。)
主  催:東海大学アジア政経学会東日本大会実行委員会
受付開始: 9時30分〜(10号館入口)
自由論題:10時00分〜12時15分(10号館各教室)
編集委員会:10時00分〜15時00分(10号館教室)
理 事 会:12時30分〜14時00分(8号館教室)
共通論題:14時00分〜17時00分(8号館・10号館各教室)
懇 親 会:17時30分〜19時30分(14号館カフェラウンジ)
*各会場の教室詳細は以下の個別会場説明をご参照ください。

 

■自由論題 10時00分〜12時15分■

分科会I 中国政治 会場:10号館303教室
司会者: 唐亮(法政大学)
報告者:
1 石塚迅(早稲田大学)「中国・地方政府の政務公開」
2 益尾知佐子(日本学術振興会)「中国外交の転換点――国内における毛沢東外交の再検討 1979年〜1981年」
3 崔梅花(一橋大学大学院)「現代中国における言論政策の特徴―『自由』と『規制』の葛藤のなか」

分科会II中国経済 会場:10号館209教室
司会者: 丸川知雄(東京大学)
報告者:
1 楊広平(一橋大学大学院)「中国の国有企業改革における組織再編税制をめぐる法律問題と今後の課題」
2 範雲涛(亜細亜大学)「WTO加盟五周年の中国市場における知的財産権紛争についての法務戦略研究」

分科会III 中国社会 会場:10号館208教室
司会者: 沢田ゆかり(東京外語大学)
報告者:1 興津正信(大東文化大学大学院)「中国・海河流域における水質汚濁問題」
2 神山育美(一橋大学大学院)「現代上海にみる都市開発と理想的都市民の形成――『上海人』をめぐる討論活動を事例に」

分科会IV 東南アジア経済 会場:10号館301教室
司会者: トラン・ヴァン・トゥ(早稲田大学)
報告者:
1 三嶋恒平(東北大学大学院)「タイオートバイ産業と裾野産業――サプライヤー・システムと能力構築」
2 新見道子(チュラロンコーン大学)「タイにおける低所得者層の組織化と社会階層についての研究」
3 小原江里香(東北大学大学院)「都市『インフォーマル・セクター』の就業メカニズム――ベトナムハノイ市の荷役の事例から」

分科会V 東南・南アジア政治社会 会場:10号館302教室
司会者: 山本信人(慶應義塾大学)
報告者:
1 和田一哉(一橋大学大学院)「乳幼児死亡率で見たジェンダーバイアスと女性の教育、労働参加――インド・センサスデータの実証分析」
2 福島浩治(横浜国立大学大学院)「フィリピン保健医療制度の変容――分権化政策の帰結」
3 近藤久洋(東京国際大学)「バングラデシュにおける開発主義国家構築――現状と問題」

分科会VI アジアの安全保障 会場:10号館204教室
司会者: 武田康裕(防衛大学)
報告者:
1 小田桐確(上智大学大学院)「冷戦の終結と日米安全保障体制の機能変容」
2 野口和彦(東海大学)「パワー・シフト理論と日米開戦――システム要因と戦争の因果分析」

 

■共通論題 14時00分〜17時00分■

共通論題T 東南アジアにおけるイスラームの新展開 会場:10号館303教室
 2001年の米同時多発テロ以後、イスラーム社会の動向に注目が集まっている。東南アジアにおけるイスラーム主義運動、組織・ネットワーク、過激派などについて再検討する。
司会者: 金子芳樹(獨協大学)
討論者: 中村光男(千葉大学名誉教授)
報告者:
1 河野毅(政策研究大学院大学)………………インドネシア
2 塩崎悠輝(同志社大学大学院)………………マレーシア
3 川島緑(上智大学)……………………………フィリピン
4 黒田景子(鹿児島大学)………………………タイ

共通論題II アジアにおける地域的枠組みの形成  会場:8号館401教室
 近年、東アジア共同体、上海協力機構、6ヵ国協議など、国家を超えた新たな地域的枠組みがアジアで形成されつつある。それらを政治、経済、安全保障などの観点から横断的に論じる。
司会者: 天児慧(早稲田大学)
討論者: 竹中千春(明治学院大学)
報告者:
1 貴家勝宏(東海大学)…………………………国際的生産ネットワーク
2 泉川泰博(神戸女学院大学)……東アジアにおけるハブ・スポーク型システムの流動化
3 勝間田弘(シンガポール防衛戦略研究所)…ASEAN
 


<大会実行委員会からのお願い>

1 出欠アンケート
出欠アンケートにご回答ください。5月20日(土)までに、
大会専用アドレス(jaas-east@npo-ochanomizu.org)に、電子メールでご送信ください。
アンケートwordデータ

2 宿泊施設
 大会会場となっている東海大学は新宿から最寄り駅まで約60分の場所にあり、利用する小田急電鉄沿線には中規模の都市が多くあるため、特に宿泊施設のご案内はしておりません。ご容赦ください。昼食は、大学構内に複数ある食堂や近隣の飲食店のご案内を、大会当日にお渡ししますので、そちらをご利用ください。

3 受付と各会場
 北門から入って間もなくして右折した先にある10号館の入口に受付を用意致します。午前の自由論題はすべて10号館の2階と3階で行われます。午後の共通論題は10号館と、隣接する8号館が会場となっています。懇親会会場は少し離れた場所になりますので、受付で配布する地図で場所をご確認ください。受付の時間から懇親会の時間まで、主要な場所には案内係の学生を配置します。

4 要旨集とフルペーパー
 報告者のレジュメ(各1ページ)を1冊にまとめた大会要旨集を受付で配布します。それぞれのフルペーパーは学会のホームページ上で閲覧できるように掲載する予定です。聴講する各部会を選ぶ際の参考にしてください。要旨集のPDFはこちら

5 懇親会
 懇親会は自由論題・共通論題の会場とは違う14号館で、17時30分〜19時30分に開催します。参加を希望する方は、参加費用の5000円を当日、受付でお支払いください。多くの皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。