アジア政経学会2012年度全国大会プログラム
 

アジア政経学会員の皆さまへ

 会員各位におかれましては、ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。さて2012年度全国大会は、関西学院大学 西宮上ヶ原キャンパスで開催されることになりました。関西学院大学関係者一同、みなさまのお越しを心よりお待ちしております。大会会場となるG号館は、2014年に125周年を迎える本学の校舎としては比較的新しいものですが、近代建築家ウィリアム・メレル・ヴォーリズの手によるスパニッシュ・ミッション・スタイルの本学キャンパスとの一体感を維持し、赤色の素煉瓦とクリーム色のスタッコ壁、連続アーチを特徴とする校舎です。
 今回も自由論題や自由応募分科会に多数の興味深い応募をいただきました。また研究企画委員会の方で会員の皆様のご協力をいただきながらいくつかの分科会を企画いたしました。共通論題では北朝鮮のミサイルや核の問題をめぐる国際社会の対応について「北朝鮮問題と国際社会」、経済危機を克服したのち多額の対外資産を蓄積するに至ったアジアの金融の課題を探る「金満アジアの課題」、国際シンポジウムではシンガポール、台湾、アメリカから日中関係の専門家をお招きして「1972年は日中関係に何をもたらしたか?」をテーマに討議します。会員の皆様、万障お繰り合わせの上、ぜひ秋の西宮へ足をお運びください。

日程:2012年10月13日(土)・14日(日)
会場:関西学院大学 西宮上ヶ原キャンパス
アクセス: 阪急電鉄今津線「甲東園」駅または「仁川」駅下車徒歩12分。
http://www.kwansei.ac.jp/pr/pr_000374.htmlにキャンパス地図・交通案内があります。
*JR新大阪経由でお越しの場合は、JR西宮駅下車、阪急バス「甲東園」行(所要時間15分、「関西学院前」下車)のご利用が便利かと思います。また、学内に駐車スペースはございませんので、公共交通機関をご利用ください。

主催・アジア政経学会 
関西学院大学アジア政経学会全国大会実行委員会
実行委員長:伊藤 正一  実行委員:平岩 俊司 三宅 康之 重政 公一 志甫 啓
大会会場の所在地・連絡先
関西学院大学西宮上ヶ原キャンパス
〒662-8501 兵庫県西宮市上ケ原一番町1番155号
電話:0798-54-6072  FAX:0798-54-6082 (国際学部・平岩)


10月13日(土)
9:30 受付開始(G号館玄関ホール)
10:00-12:30 分科会・自由論題 *
12:30-14:00 評議員会・理事会 *
14:00-14:30 総会(G号館301教室)
14:30-17:30 共通論題1・分科会 *
18:00-20:00 懇親会(関西学院会館レセプションホール風の間):一般4,000円、院生3,000円

10月14日(日)
8:30 受付開始(G号館玄関ホール)
9:00-11:30 分科会・自由論題 *
12:15-14:45 分科会・自由論題 *
15:00-17:30 共通論題2・国際シンポジウム *

*各セッションの使用教室は当日配布する教室案内でお知らせします。

実行委員会からのご連絡

  1. 学会費の納入について
    今年度の全国大会では10月13日(土)、14日(日)の両日にわたり会場受付にて学会財務担当が学会費の納入を受け付けます。
  2. 昼食と休憩所について
    13日の昼食は、キャンパス内の「学生食堂」が利用可能です。また、最寄り駅の甲東園駅、仁川駅には多数の飲食店があり、大学周辺にも多少の飲食店はあります。会場内に休憩スペースを用意します(当日配布する教室案内でお知らせします)のでお使いください。
  3. お弁当(予約販売)について
    • 今回は10月14日のみ、予約販売(1,000円お茶付)させていただきます。希望される方は、出欠アンケートにてご予約ください。
    • 予約された方には、大会受付時にお支払をお願いし、その際に引換券をお渡しします。14日11時30分から14時の間、受付において、引換券と交換にてお弁当をお受け取りいただけます。
    • なお、予約をされていない方への販売は、キャンセルが出た場合のみとさせていただきます。
  4. 10月14日(日)国際シンポジウムについて
    ご希望の方に、同時通訳のレシーバーをご用意しております。レシーバー受け渡しの際に、お名刺等ご身分を証明できるものをお預かりすることを考えておりますので、予めご了承ください。レシーバーを紛失いたしますと、2万1千円の課金が生じます。詳細は当日改めてご案内を差し上げたいと存じますが、大会運営の経費削減のため、何卒ご理解とご協力をお願い申し上げます。
  5. 託児室の設置
    9月30日までに申し込みはありませんでしたの で今回は設置いたしません。

◆10月13日(土)10:00-12:30 分科会・自由論題

【分科会1 キャッチアップ再考 
司会:佐藤幸人(アジア経済研究所)

報告1:佐藤創(アジア経済研究所)

キャッチアップ再考―アジアにおける鉄鋼業発展プロセスの検討から

報告2:伊藤信悟(みずほ総合研究所)

キャッチアップの天井を超える条件―台湾液晶パネル産業を事例に

報告3:小井川広志(関西大学)

マレーシアのキャッチアップ工業化―そのリアルオプション的理解

討論:川端望(東北大学)・赤羽淳(横浜市立大学)

【分科会2 中国とアフリカをめぐる国際関係】
司会:松田康博(東京大学)

報告1:前田宏子(PHP総研)

中国のアフリカ外交―援助と内政不干渉をめぐる議論

報告2:山岸健太郎(中京大学・非常勤)

国連安保理におけるアフリカ問題と中国

討論:浅野豊美(中京大学)・渡辺紫乃(埼玉大学)

【自由論題1 韓国の経済と日韓関係】
司会兼討論:深川由起子(早稲田大学)

報告1:金仁仙(早稲田大学大学院)

韓国財閥の成長と企業イメージ形成に関する一考察

報告2:鄭榮蘭(早稲田大学大学院)

日韓文化レベルの交流と相互認識に関する一考察

報告3:金秉基(滋賀大学)

日韓広域経済圏形成による地域の産業振興と環境保全

討論:奥田聡(アジア経済研究所)

【自由論題2 中国の社会団体とローカル政治】
司会兼討論:三宅康之(関西学院大学)

報告1:小嶋華津子(慶應義塾大学)

中国社会団体のネットワーク構造に関する一考察

報告2:黄媚(筑波大学・非常勤)

業界ガバナンスにおける国家・社会関係の変化―「中国社会団体調査」二次調査の比較分析

報告3:中岡まり(常磐大学)

「成功した」選挙と党の支配の正当性−2011年北京市区人代直接選挙を例に

討論:園田茂人(東京大学)

【自由論題3 東アジアの金融とエネルギー (終了時間11:40)】
司会兼討論:大橋英夫(専修大学)

報告1:徐明玉(創価大学大学院)

シェールガスの開発と増加による東アジアのLNG市場の構造変化

報告2:岡本至(文京学院大学)

東アジア金融統合と民主制度・人権

討論:小原篤次(長崎県立大学)

◆10月13日(土)14:30-17:30 共通論題1・分科会

【共通論題1 北朝鮮問題と国際社会】
司会兼討論:小此木政夫(九州大学)

報告1:平岩俊司(関西学院大学)

新体制北朝鮮の対外姿勢

報告2:伊豆見元(静岡県立大学)

米国にとっての北朝鮮問題

報告3:劉江永(清華大学)

中国にとっての北朝鮮問題

報告4:淺田正彦(京都大学)

北朝鮮の核問題と国連

【分科会3 南アジアとイスラーム―知的ネットワークと民衆運動】
司会:子島進(東洋大学)

報告1:小杉泰(京都大学)

イスラーム世界論から見た研究の射程と課題

報告2:山根聡(大阪大学)

国家とウンマの輪郭のすり合わせ―パキスタンとアフガニスタンをめぐるムスリムの議論

報告3:田辺明生(京都大学)

近代インドとイスラーム世界―分離独立をめぐる代表政治とトランスナショナルな民衆運動

討論:大石高志(神戸市外国語大学)

【分科会4 東南アジアにおけるアブラヤシ・プランテーション拡大の政治経済学―要因、構造、言説】
司会:永田淳嗣(東京大学)

報告1:林田秀樹(同志社大学)

マレーシア、インドネシアからのパーム油輸出について―仕向地、精製・加工形態の変化にみる需要増の要因

報告2:岩佐和幸(高知大学)

アグリビジネスのグローバル化とパーム油産業の構造変化

報告3:岡本正明(京都大学)

アブラヤシ栽培をめぐる2つの正義とその相剋

討論:加納啓良(東京大学名誉教授)

◆10月14日(日)9:00-11:30 分科会・自由論題

【分科会5 中国の内政と外交の相互連関―文革後期から改革開放にかけての政治過程】
司会兼討論:益尾知佐子(九州大学)

報告1:八塚正晃(日本学術振興会特別研究員)

文革後期の中国における「対外開放」をめぐる政治過程

報告2:李彦銘(フェリス女学院・非常勤)

宝山製鉄所の決定、中断と対日輸入ブームの変容―ポスト毛沢東期における対外経済政策とその国内基礎から

報告3:毛利亜樹(同志社大学)

変動する海洋法秩序における中国の安全保障

討論:高原明生(東京大学)

【自由論題4 アジアの金融】
司会兼討論:渡邉真理子(アジア経済研究所)

報告1:二階堂有子(武蔵大学)

Determinants of Access to Institutional Credit for Small Enterprises in India [J]

報告2:奥田英信(一橋大学)

カンボジア主要銀行の経営と今後の課題
―DEAによる効率性と技術変化の分析

報告3:山口昌樹(山形大学)

タイにおける関連融資―その変動要因と機能

討論:播磨谷浩三(立命館大学)

【自由論題5 越境する企業】
司会兼討論:駒形哲哉(慶應義塾大学)

報告1:岸本千佳司(国際東アジア研究センター)

中国ファクター活用による台湾企業のブランド推進に関する研究

報告2:水岡不二雄(一橋大学)

英植民地統治下の香港における地下鉄計画と民族闘争、そして日本企業 [J]

報告3:森澤恵子(大阪市立大学)

フィリピンの経済発展とICTサービス産業―包括的成長論とGVCアプローチから

討論:塩出浩和(城西国際大学)

【自由論題6 台頭する中国】
司会兼討論:唐亮(早稲田大学)

報告1:徐涛 (会員)

現代中国思想における東アジアの視座

報告2:張雲(新潟大学)

Reviewing American Intelligentsia's Perceptions of China's Rise in the Past Two Decades [E]

報告3:土屋貴裕(防衛大学校)

中国における軍の統制―2つの軍政:政治と財務の視点から

討論:茅原郁生(拓殖大学名誉教授)

◆10月14日(日)12:15-14:45 分科会・自由論題

【分科会6 現代アジア農村の課題―農家調査からの視点】
共催:関西開発ミクロ経済学研究会
司会:梶谷懐(神戸大学)

報告1:伊藤高弘(広島大学)

教育の期待収益と教育投資―インド・ビハール州農村家計のデータを用いた分析より

報告2:栗田匡相(関西学院大学)

地理的脆弱性と生活水準格差―カンボジアコンポントム州農村調査データによる貧困の脆弱性分析

報告3:宝剣久俊(アジア経済研究所)

天候不順による農業生産ショックと農家の対処メカニズム―中国四川省農家パネル調査による実証分析

討論:山崎幸治(神戸大学)・厳善平(同志社大学)

【分科会7 マレーシア東方政策の30年―政策に対するレビューと提言】
司会:川端隆史(東京外国語大学アジアアフリカ言語文化研究所)

報告1:鈴木絢女(福岡女子大学)

日・マレーシア外交関係の30年―東方政策から「すれ違い」へ 

報告2:穴沢眞(小樽商科大学)

東方政策が日本とマレーシアの経済関係に与えたインパクト

報告3:篠崎香織(北九州市立大学)

「新経済政策」におけるキャリアパスと東方政策

討論:山本博之(京都大学)

【自由論題7 東南アジア・南アジア社会】
司会兼討論:水野広祐(京都大学)

報告1:瀬戸裕之(京都大学)

ラオス北部にみる中国企業のゴム植林と結合した高地民の移住―ポンサーリー県クヴァー郡の事例を中心に

報告2:佐々木俊介(東京大学大学院)・荒木徹也(東京大学)

スラム社会内部での呼び分けに基づくスカベンジャーの類型

報告3:和田一哉(東京大学大学院))

インドにおける雇用環境の変化と子供に対する教育投資―社会的分断の影響

討論:日野みどり(同志社大学)・宇佐美好文(東京大学)

【自由論題8 中国経済の転換 (終了時間13:55)】
司会兼討論:佐々木信彰(関西大学)

報告1:徐涛(北海学園大学)

中国鉱工業における国家資本,民営資本ならびに外資の地殻変動(1998−2007年)

報告2:居来提・熱依木(神戸大学大学院)

新疆における農民収入と農業構造に関する分析

討論:矢野剛(京都大学)

【自由論題9 アジアの政治】
司会兼討論:永井史男(大阪市立大学)

報告1:岡部恭宜(JICA研究所)

国際ボランティア活動の政治的起源―青年海外協力隊を中心にした国際比較

報告2:外山文子(京都大学大学院)

タイ政治家の汚職―汚職定義の拡大と汚職批判

報告3:田中剛(大阪教育大学・非常勤)

戦後台湾におけるモンゴル人社会の形成と政治的動向

討論:北山俊哉(関西学院大学)・吉田豊子(京都産業大学)

◆10月14日(日)15:00-17:30 共通論題・国際シンポジウム

【共通論題2 金満アジアの課題】
司会:鷲尾友春(関西学院大学)

報告1:高阪章(関西学院大学)

「東アジア型金融リンケージ・モデル」はあだ花か

報告2:曽根康雄(日本大学)

中国の過剰貯蓄と対外投資

報告3:清水聡(日本総合研究所)

アジア金融部門の課題と域内金融協力

討論:金京拓司(神戸大学)・三重野文晴(京都大学)

【国際シンポジウム What does '1972' mean to the Sino-Japanese relations?】
共催:東京大学社会科学研究所現代中国研究拠点
司会:高木誠一郎(日本国際問題研究所)

報告1:Lam Peng Er(藍平児)(国立シンガポール大学)

“Sino-Japanese relations in the 21st century: A Southeast Asian perspective”

報告2:Yang Daqing(楊大慶)(ジョージワシントン大学)

“The 1972 Sino-Japanese Diplomatic Normalization in Historical Perspective”

報告3:Lin Cheng-yi(林正義)(中央研究院欧米研究所)

“Lingering Territorial Dispute and Taiwan-Japan-China Relations”

討論:井上正也(香川大学)・関山健(明治大学)

使用言語:英語・日本語(同時通訳つき)

注:[J]は口頭発表が日本語で、[E]は英語で行われることを意味します。