アジア政経学会2011年度全国大会プログラム |
アジア政経学会員の皆さまへ 会員各位におかれましては、ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
さて2011年度全国大会は、同志社大学 新町キャンパスで開催されることになりました。新町キャンパスは江戸時代末まで近衛家があったところで、古い地図には「近衛殿桜御所」となっており、大会会場の尋真館の北西には、「近衛家舊邸址」の碑がたっています。なお、懇親会会場の寒梅館(かんばいかん)は、狩野永徳「上杉本洛中洛外図」にも描かれている花の御所の北東部に位置するといわれ、寒梅館東側で進められている発掘調査では、足利義満の墓所である相国寺の塔頭鹿苑院(たっちゅうろくおんいん)に関係する遺構・遺物や幕末の薩摩藩邸に関する遺物を発掘しています。薩長同盟の内容を記録した木戸孝允の手紙の裏書(坂本龍馬朱書)はこの薩摩藩邸で書かれたということです。 日程:2011年10月15日(土)・16日(日) |
10月15日(土)
10月16日(日) 実行委員会からのご連絡 大会にご参加の皆さまへ、以下の通りお知らせいたします。
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◆10月15日(土)午前(10:00〜12:30予定) 【自由論題】自由論題1 現代中国の国家と社会 司会兼討論 :滝口太郎(東京女子大学)
自由論題2 東南アジアにおける民主化と社会運動
報告1:杜崎群傑(中央大学大学院) 「中国共産党の市レベルにおける統治の正統性調達過程 報告2:相川泰(鳥取環境大学) 「中国における『下から』の環境ガバナンスの可能性 報告3:范丹(筑波大学大学院) 「中国内陸農村における非農業就業パターン「不離土不離郷」 討論:中岡まり(常磐大学) 司会:金子芳樹(獨協大学) 報告1:伊賀司(神戸大学) 「マレーシアにおける競争的権威主義体制の動揺 報告2:山口健介(東京大学) 「タイにおけるローカルな規制とグローバルなNGOネットワーク:マプタプット公害訴訟をめぐる意思決定」 報告3:長谷川拓也(筑波大学大学院) 「地方分権化後のインドネシアにおけるエリート間競争の激化とポピュリスト的な政策の出現:南スマトラ州を事例として」 討論:永井史男(大阪市立大学) 山本信人(慶應義塾大学)
司会兼討論:佐藤幸人(アジア経済研究所)
自由論題4 アジアの経済成長と外国資本
報告1:岸本千佳司(国際東アジア研究センター) 「中台経済連携強化と台湾のビジネスモデルへの影響 報告2:范云涛(亜細亜大学) 「中国WTO加盟10周年の検証:コンプライアンスおよびグローバル化への法制変容」 報告3:上池あつ子/西村幸子(甲南大学/同志社大学) 「WTOのサービス貿易に関する一般協定(GATS)と医療ツーリズム―インドを事例として―」 討論:美野久志(関西学院大学) 司会兼討論:丸川知雄(東京大学) 報告1:上田曜子(同志社大学) 「日本の直接投資とローカル企業の形成:タイ自動車産業の例」 報告2:中岡深雪(北九州市立大学) 「中国における住宅金融の機能と発展の方向性」 報告3:劉曙麗(早稲田大学大学院) 「中国における日本企業の収益性及び決定要因―中華系・その他の外資企業との比較を中心に―」 討論:穴沢眞(小樽商科大学) 第1分科会 インドの民主主義−制度と実体− 司会:堀本武功(尚美学園大学) 報告1:伊豆山真理(防衛研究所) 「インドのテロ防止法(POTA)における個人の権利、国家安全保障とマイノリティ・コミュニティ」 報告2:木村真希子(立教大学) 「『紛争解決』と州政治における暴力」 報告3:中溝和弥(京都大学) 「少数派と暴力」 討論:近藤則夫(アジア経済研究所) 司会兼討論:高木誠一郎(日本国際問題研究所) 報告1:益尾知佐子(九州大学) 「現代中国外交の『穏歩』『急進』と東アジア秩序 ――中越関係の動向を手がかりに」 報告2:浅野亮(同志社大学) 「東アジア秩序形成における中国の軍事力の役割」 報告3:大橋英夫(専修大学) 「中国経済の内需転換と東アジア」 討論:横井和彦(同志社大学) ◆10月15日(土)午後(14:30〜17:45予定) 国際シンポジウム 新興大国・中国とインドの経済発展:政府・市場・企業*同時通訳付き:英語⇔日本語、中国語⇔日本語 司会:厳善平(同志社大学) 報告1:アラダナ・アガルワル(インド・デリー大学) 「インドの経済特区と経済発展」 報告2:呉柏均(中国・華東理工大学) 「中国の民営企業と経済発展」 報告3:宮島良明(北海学園大学) 「中国とインドの台頭による東アジア経済へのインパクト―域内貿易の拡大と貿易構造の変化」 討論:中兼和津次(東京大学名誉教授) 絵所秀紀(法政大学) 張楽天(中国・復旦大学) ◆10月16日(日)午前(10:00〜12:30予定) 【自由論題】自由論題5 東アジアの国家と社会の歴史的考察 司会:家近亮子(敬愛大学) 報告1:潘吉玲(早稲田大学大学院) 「大正期「社会の発見」論と中国論―1920 年代(国民革命期を除き)の橘樸を例として」 報告2:シナン・レヴェント(早稲田大学大学院) 「日本の回教政策と中央アジア横断鉄道論からみる世界新秩序構想の再考」(9/27差し替え) (9/27差し替え) 報告3:木下恵二(慶應義塾大学) 「新疆における盛世才政権の民族政策の形成と破綻」 報告4:鄭榮蘭(早稲田大学大学院) 「戦後韓国における対日文化政策の変遷と東アジアの文化交流」 討論:平野健一郎(早稲田大学) 川島真(東京大学) 司会兼討論:菱田雅晴(法政大学) 報告1:石塚迅(山梨大学) 「民主政と違憲審査制―台湾の司法院大法官会議の事例を検討しつつ―」 報告2:呉茂松(慶應義塾大学) 「現代中国における維権運動の定義とその様相」論文追加資料 報告3:山岸健太郎(中京大学) 「中国の人権状況と国際人権論議―国連における動きを中心に」 討論:熊龍雲(山梨学院大学) 司会兼討論:大矢根聡(同志社大学) 報告1:張雲(新潟大学) "Debating the Decline of U.S. Power"(英語報告) 報告2:岡部恭宜(JICA研究所) 「韓国とタイの金融再建とリーマンショックの影響――金融システムの経路依存性」 報告3:吉野文雄(拓殖大学) 「ASEAN統合構想(IAI)の効果」 討論:石川幸一(亜細亜大学) 司会:トラン・ヴァン・トウ(早稲田大学) 報告1:Phalla Mot(早稲田大学大学院) "Opportunity Recognition and Development of Cambodian Entrepreneurs: the Case Study"(英語報告) 報告2:奥田英信(一橋大学) 「政府所有が資本構造と収益性に与える影響:3SLS によるベトナム上場企業の分析」 報告3:岩崎えり奈(共立女子大学) (共同報告:柏木健一(筑波大学)、加藤博(一橋大学)) 「経済のグローバル化とエジプト繊維産業」 討論:根岸祥子(同志社大学) 苅込俊二(早稲田大学大学院) 第3分科会 グローバル化する医療とアジア 司会:清水一史(九州大学) 報告1:真野俊樹(多摩大学) 「医療のグローバル化とメディカルツーリズムにおける論点」 論文追加資料 報告2:川端隆史(東京外国語大学) 「マレーシアのニッチ戦略〜メディカル・ツーリズム振興策を事例にした考察〜」 報告3:小野真由美(早稲田大学) 「日本人の国際退職移住・ロングステイツーリズム:マレーシアの事例からみるケアを求めた国際移動への展開」 討論:河森正人(大阪大学) ◆10月16日(日)午後(14:00〜16:30) 共通論題I 中国共産党成立90周年 毛沢東の実像・虚像・残像――いくつかの評伝によせて司会兼討論:高橋伸夫(慶應義塾大学) 報告1:加々美光行(愛知大学) 「私的生活と公的政治の統一把握の方法−共産党成立90周年に毛沢東評価における欠落を考える」」 報告2:天児慧(早稲田大学) 「『毛沢東論』再検証――多様化する情報・アプローチの中で」 報告3:大沢武彦(国立公文書館) 「毛沢東イメージの現在−ユン・チアン,ジョン・ハリディ『マオ−誰も知らなかった毛沢東』を中心に」 討論:唐亮(早稲田大学) 司会:阿部茂行(同志社大学) 報告1:内藤正典(同志社大学) 「中東反乱は民主化をもたらすのか?」 報告2:滝田豪(京都産業大学) 「中東革命と中国」 討論:加藤千洋(同志社大学) 渡辺靖(慶應義塾大学) |
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同志社大学アジア政経学会全国大会実行委員会 実行委員長:浅野亮 実行委員:厳善平、毛利亜樹 <大会会場の所在地・連絡先> 同志社大学 新町キャンパス 602-0047 京都市上京区新町今出川上ル近衛殿表町159-1 |