2010年度アジア政経学会全国大会プログラム


 アジア政経学会員の皆さまへ

 会員各位におかれましては、ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
 さて2010年度全国大会は、古くは駒場野と呼ばれた、緑多い東京大学駒場キャンパスで開催されることになりました。駒場は8代将軍吉宗のころより将軍家の御狩場となり、維新後、西郷隆盛が愛犬と駆けた土地です。駒場農学校(本学農学部の前身)であった時期もあり、キャンパスにはかつての養殖池であった駒場池(通称:一二郎池)があります。駒場寮の跡地の再開発にともない、現在、一二郎池の周辺が整備され、キャンパスの憩いの空間となっています。
  今回も自由論題・分科会には応募が多数寄せられました。自由論題報告には8セッション、分科会には4セッションが用意されています。このほか、国際シンポジウムとして「新興大国の台頭とアジア秩序の再編」が企画され、海外からスピーカーをお招きしております。共通論題は「多面的な中華世界の展開ー華南におけるグローバリゼーション」と「アジア地域制度の再検討:『アジアン・ウェイ』の動向と分析」です。ご多忙の折とは存じますが、万障お繰り合わせの上、ぜひ秋の駒場に足をお運びください。
 メールアドレスを登録しておられる会員の皆さまへ、今年度全国大会の開催通知を配信いたしますが、その通知は学会から皆さまへの正式な開催通知となります。ただし、電子メールを使用されていない会員やメールアドレスを登録されていない会員、アドレスの変更により配信不能となった会員、あるいは紙媒体による通知が必要であるとお申し出になった会員には、別途プログラムを配送申し上げております。その旨をぜひご理解いただき、メールアドレスや郵送住所を変更された場合には、速やかに学会事務局までお届けいただきますようにお願い申し上げます。
  なお、配送の場合、プログラム確定から発送まで、メール配信の場合よりも1週間ほど余分に時間がかかります。当該会員の皆さまをお待たせしてしまいますことをこの場を借りておわび申し上げます。

日程:2010年10月23日(土)・24日(日)
会場:東京大学駒場キャンパス(東京都目黒区駒場3−8−1)5号館
JR・東急・地下鉄「渋谷」駅より、京王電鉄井の頭線「駒場東大前」駅下車。渋谷口より徒歩すぐ。(http://www.c.u-tokyo.ac.jp/access/index.htmlにキャンパス地図・交通案内図があります。)
主催・アジア政経学会

10月23日(土)
9:30 受付開始(5号館1階)
10:00〜12:30 自由論題・分科会
12:30〜14:00 評議員会・理事会
14:00〜14:30 総会(18号館ホール)
14:30〜17:45 共通論題
18:00〜20:00 懇親会(ファカルティ・ハウス)
          会費:一般4000円、院生など3000円

10月24日(日)
9:30 受付開始(5号館1階)
10:00〜12:30 自由論題・分科会
12:30〜14:00 編集委員会・書評委員会
14:00〜16:30 国際シンポジウム(18号館ホール)
10月24日(日)のお弁当の予約販売受付は終了いたしました。

◎小さいお子さまをつれて参加する会員のために託児サービスを行う予定でしたが、今回はご希望の方がおられませんでしたので、設置しないこととなりました。

実行委員会よりご連絡

大会にご参加の皆さまへ、以下の通りお知らせいたします。
  1. 23日(土)懇親会の会場について 駒場キャンパス内のファカルティハウス1階セミナー室にて行います。開場は18時を予定しております。
  2. 23日(土)学会費の納入について 今年度の全国大会では10月23日(土)のみ、財務担当理事が学会費の納入を受け付けます。両日ともではありませんので、ご注意ください。
  3. 24日(日)お弁当の配布場所について お弁当のお渡し場所はキャンパス内の生協食堂(銀杏並木のつきあたり)です。お弁当の受け渡しは12時45分をから始めさせていただきます。13時45分までは生協食堂で、お召し上がりいただけますが、その後は5号館の給湯室にて、お弁当の受け渡しを行ないます。 お弁当は幕の内とお寿司の2種類を用意しておりますが、時間によっては、ご希望に添えない場合もございます。 なお、今回は予約販売とさせていただきました。予約をされていない方への販売はキャンセルが出た場合のみとさせていただきます。予約されている方は、大会の受付時にお支払いをお願い申し上げます。
  4. 24日(日)国際シンポジウムについて シンポジウムの際にはご希望の方に同時通訳のレシーバーをご用意しております。受け渡しの際には、お名刺等ご身分を証明できるものをお預かりすることを考えておりますので、予めご承知おきください。レシーバーを紛失いたしますと、1万6000円の課金が生じます。詳細については当日改めてご案内を差し上げたいと存じますが、大会運営の経費削減のため、何卒ご理解とご協力をお願い申し上げます。
2010年10月21日

アジア政経学会2010年度全国大会プログラム

◆10月23日(土)午前(10:00〜12:30)

【自由論題】
自由論題1 中国における市場経済の最新動向

司会兼討論:川井伸一(愛知大学)

報告1:南川高範(北海道大学)
「中国における貨幣市場の超過需要と物価停滞」  要旨
報告2:ハスビリギ(一橋大学)
「中国新規上場企業の収益性に対する政府支配の影響分析」  要旨
報告3:吉冨拓人(名古屋市立大学)
「中国都市部住宅市場の特徴とその背景」  要旨

自由論題2 中国における国家と社会の新潮流1
司会兼討論:菱田雅晴(法政大学)

報告1:王冰(筑波大学)
「中国新聞界における『世論監督』の変容―『南方週末』を事例に―」  要旨
報告2:櫻井次郎(名古屋大学)
「中国における環境被害者救済の可能性とその限界」  要旨
報告3:佐藤奈緒(東京外国語大学)
「中国の草の根の法律支援ネットワークにおける若手弁護士のボランティア参加動機―2010年の北京「小小鳥打工互助熱線」での聞き取り調査をもとに」 報告辞退

自由論題3 アジア地域統合への展望
司会兼討論:平川均(名古屋大学)

報告1:劉曙麗(早稲田大学)
「『アジア地域統合』に対する意見形成決定要因の分析と比較―日本人学生を中心に」  要旨
報告2:岡本至(文京学院大学)
「アジア通貨統合の政治的リスク」 報告辞退
報告3:李賢珠(筑波大学)
「外国人労働者政策における日韓比較」  要旨

自由論題4 東南アジアと南アジアにおける新しい経済への転換
司会兼討論:金子芳樹(獨協大学)

報告1:金子由芳(神戸大学)
「ベトナム企業関連法制と実態調査―フォーマル法整備とインフォーマル慣行の補完的関係」  要旨
報告2:池田真也(東京大学)
「インドネシアの伝統的市場内における取引関係と取引執行可能性に関する分析―ジャカルタ青果物中央卸売市場の事例―」  要旨
報告3:上池あつ子(甲南大学)
「インド製薬産業の発展−企業発展の視点から」  要旨

【分科会】
第1分科会 Islam, Minority and Women: Identity Politics in Contemporary Asia
(Asia Leadership Fellow Program(Japan Foundation/International House of Japan)

*使用言語:英語
司会:竹中千春(立教大学)

報告1:コン・リッディ(2010年度ALFPフェロー/タイ)
“Moving Images and the Politics of Truth”  要旨
報告2:フォージア・サイード(2010年度ALFPフェロー/パキスタン)
“A Success Story of Civil Society and Government Partnership”  要旨
報告3:佐伯奈津子(関東学院大学)
“Building Grass-Rooted and Sustainable Peace : Agendas for Peace Building in Aceh”  要旨
討論:ササンカ・ペレーラ(2010年度ALFPフェロー/スリランカ)

第2分科会 中国・沿海部の産業集積
*使用言語:中国語
司会:丸川知雄(東京大学)

報告1:符正平(中山大学)
「広東の産業集積について」
報告2:張一力(温州大学)
「温州の産業集積と企業家ネットワーク」  要旨
報告3:駒形哲哉(慶應義塾大学)
「天津の自転車産業集積」  要旨
討論:丁可(アジア経済研究所)
方勇(南京大学)

◆10月23日(土)午後(14:30〜17:45)

共通論題I 多面的な中華世界の展開−華南におけるグローバリゼーション
司会:高原明生(東京大学)

報告1:塩出浩和(城西国際大学)
「自律的政治体マカオの越境と被越境(10/22差し替え)」  要旨
報告2:容應萸(亜細亜大学)
「グローバリゼーションと華人ディアスポラ家族の生成と変動:中国広東省関氏一族の場合」  要旨
報告3:谷垣真理子(東京大学)
「民主と愛国:香港における政治エリートの形成」  要旨
討論:大橋英夫(専修大学)
澤田ゆかり(東京外国語大学)

共通論題U アジア地域制度の再検討:「アジアン・ウェイ」の動向と分析
司会:大矢根聡(同志社大学)

報告1:宮崎麻美(大阪大学)
「環境協力における『緩やかな』制度の形成―東アジアの大気汚染問題を中心に―」  参考図版  要旨
報告2:湯川拓(東京大学)
「分析概念としての『ASEAN Way』とその有用性」  要旨
報告3:山影進(東京大学)
「アジアにおける脱『ASEAN依存』の進行――若干の観察から」  要旨
討論:菊池努(青山学院大学)
永井史男(大阪市立大学)

◆10月24日(日)午前(10:00〜12:30)

【自由論題】
自由論題5 アジアの国際援助と安全保障

司会兼討論:石井明(東京大学名誉教授)

報告1:島林孝樹(早稲田大学)
「ポスト冷戦期におけるインドシナ三国に対する日本の援助政策―地域的な援助の視点から―」  要旨
報告2:増田雅之(防衛省防衛研究所)
「国際安全保障構造からみる中国のSCO政策―対外関係の模索」  要旨
報告3:徐顕芬(早稲田大学)
「中国の対アフリカ援助と資源確保との関連性」  要旨

自由論題6 20世紀中国共産党史の再検討
司会兼討論:西村成雄(放送大学)

報告1:岡崎邦彦(大東文化大学)
「1937年2・2事件と中国共産党」  要旨
報告2:林載桓(東京大学)
「毛沢東の最後の難題:人民解放軍と75年整頓」  要旨

自由論題7 中国における国家と社会の新潮流2
司会兼討論:中居良文(学習院大学)

報告1:加茂具樹(慶應義塾大学)/土屋大洋(慶應義塾大学)
「現代中国地方政治における人民代表大会:政治的『つながり』の可視化の試み」  要旨
報告2:坂井田夕起子(大阪大学)
「文化冷戦と中国仏教:第二回世界仏教徒会議東京大会をめぐって」  要旨

自由論題8 フィリピンの新しい政治経済分析
司会兼討論:永野善子(神奈川大学)

報告1:山根健至(立命館大学)
「民主化後のフィリピンにおける軍と政治:アロヨ大統領の国軍人事と政治の介入」  要旨
報告2:西村知(鹿児島大学)
「フィリピン・ルイシータ農園の地主・労働者関係の変容に関する政治経済学的分析」  要旨
討論:木村昌孝(茨城大学)

【分科会】
第3分科会 〈境界〉を問い直す: 移動・シティズンシップ・アイデンティティ

司会:林泉忠(琉球大学)

報告1:陳天璽(国立民族学博物館)
「国籍とは何か? 国籍に翻弄される在日中国系『無国籍』者からの反照」  要旨
報告2:金戸幸子(藤女子大学)
「国民国家を超える:台湾在住日本人の移住行動とシティズンシップ獲得戦略」  要旨
報告3:林泉忠(琉球大学)
「『華僑』・『華人』のイメージを超えて:戦後香港系移民の特徴とアイデンティティ」  要旨
討論:吉野耕作(上智大学)

第4分科会 南アジアの紛争と国家建設―ネパールとアフガニスタンの事例から―
司会:ケシャブ・ラル・マハラジャン(広島大学)

報告1:小倉清子(ジャーナリスト)
「ネパール内戦−マオイスト武装勢力のこれまでと今後−」  要旨
報告2:香川めぐみ(広島大学)
「ネパールの和平プロセス―なぜ現地の人々は「変わらない」と感じるのか―」  要旨
報告3:山根聡(大阪大学)
「アフガニスタンの紛争とパキスタン連邦直轄部族地域の動向」  要旨
討論:南真木人(国立民族学博物館研究戦略センター)
吉田修(広島大学)

◆10月24日(日)午後(14:00〜16:30)

国際シンポジウム 新興大国の台頭とアジア秩序の再編
The Rise of Newly Emerging Powers and Reorganization of the Asian Order

*使用言語(日本語・英語:同時通訳付き)
司会:唐亮(早稲田大学)

報告1:ムスタファ・カマル・パシャ(アバディーン大学)
“Hegemonic and Subaltern Orders in Asia”  要旨
報告2:任暁(復旦大学)
“East Asian Order and China's Role: A Historical Perspective”  要旨
報告3:マイク・モチヅキ(ジョージ・ワシントン大学)
“The U.S. Re-engages Asia: Alliances and Power Transitions”  要旨
討論:Jehoon Park(仁川大学)
藤原帰一(東京大学)


東京大学アジア政経学会全国大会実行委員会
実行委員長:谷垣真理子
実行委員:木宮正史 田原史起 岩月純一

<大会会場の所在地・連絡先>
東京大学駒場キャンパス
153-8902 東京都目黒区駒場3−8−1
電話:03-5454-6354  FAX:03-5454-6354(不調の時のみ03-5454-6322)